UbuntuをノートPCで使用している場合に、ノートPCを閉じるとサスペンド状態となってしまいますが、ノートPCを閉じた状態でも起動したままとする設定方法について紹介します。
ノートPCを閉じても起動したままにする設定方法
ノートPCをサーバー用途などのためにリモートで使用したい場合に、ノートPCを閉じたままでも起動したままの状態としたくなる場合があります。
設定ファイルの変更
UbuntuでノートPCを閉じた状態で起動状態とするためには「/etc/systemd/logind.conf」を編集します。
#HandleLidSwitch=suspend HandleLidSwitch=ignore
設定を変更する項目は「HandleLidSwitch」で、設定値を「ignore」に変更します。#はコメント行なので、新しく行を追加してignoreとするか、#を消してignoreに変更してください。
設定の反映方法
設定ファイルへの変更を反映するためには以下のコマンドを実行します。
sudo systemctl restart systemd-logind
コマンド実行後は、ノートPCを閉じてもPCは起動した状態となります。
ノートPCをサーバーとして使うことについて
ノートPCを閉じた状態で使用としたい方はサーバー用途等で常につけっぱなしにすることを目的としている方がもしかしたらいるかもしれません。停電時でもバッテリー駆動なのでサーバーが即停止とならないことからノートPCを選択する方もいるかもしれません。
しかし、自宅でノートPCをサーバー用途として利用するのは個人的にはやめた方がよいと思います。ノートPCのバッテリーは製品によりますが発火するような事例がこれまでも起こっています。そのため、外出して不在の時にバッテリーが発火してしまうと自宅火災で大きな損害となる場合が考えられます。
そのため、サーバー用途で常時起動し公開が必要な場合は、AWSやXServer等のようなレンタルサーバーを使用するのが無難かと思います。今回の閉じた状態でもPCを起動状態にするのは、あくまで家にいるときにデスクトップからリモートアクセスして大きな画面で使用したいなど、そういった用途にとどめるべきかと思います。
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