UbuntuにWindows10からリモートデスクトップ接続（RDP接続）で接続する方法について紹介します。
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UbuntuにWindows10からリモートデスクトップ接続する方法
Windows環境に慣れている人はリモートのPCやサーバーへアクセスするときにリモートデスクトップ接続（RDP接続）を使用する方が多いのではないかと思います。Windows OS同士であれば、リモートデスクトップ接続の許可さえすれば簡単に接続することができます。
LinuxであるUbuntuにリモートデスクトップ接続したい場合には、xrdpパッケージをUbuntu側にインストールする必要があります。以降では、xrdpパッケージのインストールの方法について紹介します。
なお、本記事の内容を確認しているOS環境は「Ubuntu 20.04.2 LTS」になります。他のUbuntuバージョン環境では未確認ですが、同様の操作で対応可能な可能性もあります。
Ubuntuパッケージの最新化
Ubuntuのパッケージが最新化されていない場合は、以下のコマンドでUbuntuの環境を最新環境にしてください。
sudo apt update
sudo apt upgrade
更新内容が表示されるので「Y」を入力してEnterをクリックしてください。
確認が不要な場合は以下のように「-y」をつけて実行してもらえば簡単です。
sudo apt update -y
sudo apt upgrade -y
サーバー用途の場合は、CUI（キャラクターユーザーインタフェース）でのみUbuntuを使用している場合もあるかと思います。その場合は、GUI（グラフィカルユーザーインタフェース）が使用できるようにubuntu-desktopをインストールしてください。
以下のコマンドでインストールすることが可能です。インストール済みの場合はインストール済みである旨が表示されるので、インストール済みの場合でも実行して構いません。
sudo apt install ubuntu-desktop
【updateとupgradeの違い】
update：インストール可能な有効なパッケージ一覧を取得します。このタイミングでは、まだ具体的なインストール、アップグレード作業は行われていません。
upgrade：updateで取得した有効なパッケージ一覧を元に具体的にインストール、アップグレードが行われます。
xrdpパッケージのインストール＆接続
リモートデスクトップ接続（RDP接続）でUbuntuへ接続するためのxrdpパッケージをインストールします。インストールは以下のコマンドで実行できます。
sudo apt install xrdp
接続元のWindows10でリモートデスクトップ接続を起動し、接続先UbuntuのPC、サーバーの情報を入力してください。実行すると以下のような形で表示されるのでユーザー名とパスワードを入力して「OK」をクリックしてください。
うまくいけばこのまま接続できる可能性があります。私の場合は、一発ではうまくいかなかったため、解決するために確認したことについて参考に以下に紹介します。
接続できない場合に試してみること
うまく接続できなかった場合はまずはxrdpサービスが正常に動いているか確認してみてください。以下のコマンドで、サービスが正常に動いているか確認できます。
sudo systemctl status xrdp
結果、以下のようにactiveとなっていればサービス自体は正常に稼働しています。
私の場合は、それ以外に表示されている情報で以下のようなエラーが発生していました。
上記のようなエラーが表示される場合は、xrdpユーザーをssl-certグループに追加すると解決します。
sudo gpasswd -a xrdp ssl-cert
その後に以下コマンドでxrdpサービスを再起動します。
sudo systemctl restart xrdp
その後に、再度リモートデスクトップ接続をしてみたところうまく接続できました。
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