Pythonの入門書を探している人におすすめできる「独学プログラマー Pythonの基本から仕事のやり方まで」を紹介します。
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独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで
Pythonの入門書の一つとして非常におすすめできる本として「独学プログラマー Pythonの基本から仕事のやり方まで」を紹介します。
本書は、Pythonの文法についてはもちろん、オブジェクト指向プログラミングの概念、Bash等のCUIの使い方、Git/GitHubでのバージョン管理など、プログラミングスキルだけではなく、プログラマーとして仕事をしていくうえで非常に役に立つ知識を提供してくれます。
プログラミング自体が初めてというような人にとっては、プログラマーの仕事をイメージしやすいため特におすすめできる一冊です。
この記事では、本書籍のおすすめできる点などについて紹介していきたいと思います。
目次と概要
本書の目次体系としては6部構成で27章といった多くの章で構成されています。各部の内容は以下のようになっています。
- 第1部:Pythonプログラミングの基本
- 第2部:オブジェクト指向の概念とともにPythonのクラス実装を学ぶ
- 第3部:CUIの使い方やバージョン管理(git, github)といったツールについて
- 第4部:データ構造とアルゴリズムについて
- 第5部:プログラマーとして仕事について
- 第6部:補章として今後につなげていくために必要なこと
前半はPythonの入門書としてプログラミングの基本やクラス実装について学べます。後半はバージョン管理、データ構造とアルゴリズムといったプログラマーとして必要な知識領域や、プログラマーとしての仕事に関して幅広く知識を得ることができます。
「独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで」は初めてプログラミングを学ぶ方に特におすすめ
Pythonのコード例が豊富で試しながら学べる
本書の前半はPythonプログラミング方法に関する内容です。Pythonのインストールから各種演算、関数、コンテナ(リストや辞書など)、文字列操作、ループ、モジュール、クラスといったPythonにおける基本的な内容を網羅的にカバーしています。
コード例も豊富に掲載されていることから、初心者の方も実際に見ながら手元で書いて学べるのが良い点です。また、章の最後に「チャレンジ」ということで、ちょうどよい難易度の問題が用意されているため、学んだことを確かめ、定着させるという観点でもよく作られています。
プログラミングだけではなく幅広くプログラマーの知識が得られる
Pythonの入門書は多くありますが、本書籍はPythonの文法だけにとどまらない点が大きな特徴であると思います。プログラマーとして身に着けるべき幅広い知識を得ることができます。
例えば、手続き型・関数型・オブジェクト指向といったプログラミングパラダイムの話や、その中でもオブジェクト指向の概念を学べたり、CUI、Git/GitHubでのバージョン管理などプログラマーとして仕事をしていくうえで役に立つ知識を得ることができます。
私自身は、大学/大学院にて情報工学専攻で学んでおり、プログラミング言語としてもC/C++について理解はしていました。しかし、社会人として入社直後はなかなかうまく仕事ができませんでした。というのも、そもそもある言語を理解していればいいというわけではなく、コードのバージョン管理などを含めてチームとして仕事を進めるためにはより幅広く知識が必要であるからです。
本書では、プログラマーとして押さえておくべき知識を幅広く教えてくれるとともに、チームでプログラマーとして働く際の心構えも教えてくれます。プログラミングの面接に関するページもあり面白いです。
まとめ
Pythonの入門書の一つとして非常におすすめできる本として「独学プログラマー Pythonの基本から仕事のやり方まで」をご紹介しました。
本書の特徴は、Pythonプログラミングの入門本というだけではなく、幅広くプログラマーの仕事について教えてくれることです。
特にIT業界での経験がないような初めてプログラミングをするという方におすすめできるので、是非手に取って読んでみてもらいたいと思います。