Anaconda仮想環境のエクスポート/インポート方法について、解説します。
Anaconda仮想環境のエクスポート/インポート
「Anacondaの仮想環境を別のPCへ移行したい」「別の開発者と環境情報を共有したい」という場合は、Anacondaの仮想環境をエクスポートし、別のAnacondaがインストールされているPCにインポートすることで対応できます。
以降で、Anaconda仮想環境のエクスポート方法、インポート方法について解説します。
Anaconda仮想環境のエクスポート方法
スタートメニュー等から「Anaconda prompt (anaconda3)」を開きます。
出力したい環境に以下のコマンドで移動してください。
conda activate envname
envnameの部分に出力したい環境名を指定してください。Anaconda Prompt上に(envname)のように表示されていれば、環境の移動が完了しています。
環境を移動したら、以下のコマンドを実行してください。なお、出力先のファイルパスおよびファイル名については、出力先としたい任意のパスおよびファイル名を指定してください。
conda env export > D:\temp\exp_env.yml
以上で、Anaconda仮想環境のエクスポートは完了です。
.ymlの拡張子のファイルは、YAML(ヤムルとかヤメルとか読みます)というデータ形式の一種です。
Anaconda仮想環境のインポート方法
スタートメニュー等から「Anaconda prompt (anaconda3)」を開きます。
以下のコマンドを実行してください。
conda env create -n envname -f D:\temp\exp_env.yml
なお、-nオプションのenvnameの部分には、新しく取り込んだ場合の仮想環境名を指定してください。また、-fオプションの部分には、エクスポートしたファイルを配置した任意のファイルパスおよびファイル名を指定してください。
処理が完了したら以下コマンドで取り込んだ環境が表示されるか確認してみてください。
conda info -e
以上で、Anaconda仮想環境のインポートは完了です。